イベント開始、参加者は6名!
去る某土曜日の夕方、築50年もあろうかと思われる木賃のアパートに最新の楽器、「ハンドパン」の音色がやさしく鳴り響いた。IDEAisが主催する「ハンドパンを聴きながらアイディアをとりあえず口に出してみるpart3 ~木賃アパート編~」のイベントだ。
このイベントは、自粛やオンラインが続く中、もやもやとした思いをハンドパンを聴き、刺激を受けるとした趣旨として開催された。
当日は6人の参加者の中、木賃アパートが醸し出す雰囲気のおかげで和気あいあいとして進められた。
スケジュールは以下のとおり進められた。
16:00 イベント開始
16:10 【奏者紹介・ハンドパン解説・演奏】
~ハンドパン演奏~
16:30 アイディア交流①(アイスブレイク・自己紹介(雑談も))
17:00 ~ハンドパン演奏~
17:20 アイディア交流②(いま感じているもやもやを口に出してみる!
17:40 ~ハンドパン演奏~
18:00 アイディア交流③(他の人のもやもやに刺激を与える!)
18:20 ~ハンドパン演奏~エピローグ
18:30 交流会開始!
19:00 終了
会場となった築50年以上の木賃アパート「くすのき荘」で、ハンドパンの音色が奏でられた。
イベントの基本的な流れは、ハンドパンを聴きながら、その間に、交流やアイディア出しをするという流れだ。
ハンドパンの心地よい音色は、瞑想などに使われる周波数となっており、自己の内面に向き合ったり、アイディアを考えるにぴったりだとIDEAisは考えている。
ハンドパンを聴いてる間に自分の内面に向き合い、その後、他者との交流で内面に向き合ったことをシェアするという流れができることで、自分の考えをゆっくりまとめることができると考えている。
実際に、参加者からは、「普段、雑念に心を奪われ、深く考える時間が持てない中、今回の機会に自分に向き合えてよかった」、「ハンドパンの音色がとても心地よく自分の中に流れ、落ち着いて考えられた」などという声が聞かれた。
最後の全体シェアでは、自然に参加者から発案された「循環する有機的なシステム」についてのシェアが行われた。
現代において、雑念が多く、さまざまなものに惑わされる中で、ゆったりとした時間、つまり「余白」を持ちながら、社会を循環させていくことが重要ではないかという話し合いがなされた。
コーヒーを淹れながら、ゆったりとした雰囲気でイベントは進められた
会場になったくすのき荘
柏ハングさんの演奏は自己の内面に向き合わせてくれる
久しぶりのリアルイベントで生まれた有機的な繋がり。
会場になった、「くすのき荘」では、築50年以上経つ古い木造のアパートを、安易に潰したり、リノベーションするのではなく、人の繋がりを根っこにして有機的に文化として残していこうという取り組みが行われている。
この会場の趣旨と、今回のハンドパンのイベントの参加者が自然に合致した瞬間だった。
リアルなイベントは、さまざまな繋がりとその場でしか感じられない奇跡的な瞬間がある。
IDEAisは今後、オンラインもそうだが、リアルな繋がりを軸にしたイベントを行なっていこうと考えている。
また、今回のハンドパン奏者「柏ハング」さんのように、世の中に埋もれているアーティストと共創していくことも大きな目的の一つだ。
そのような繋がりの中、急ぐのではなくゆっくり好きなコトをして進んでいく、これがIDEAisの形だと再認識した。
IDEAis めぐろ